2019/09/13
複数の科をもつ病院には、「内科」と「外科」がそれぞれ併設されている場合があります。
それぞれの科がどのようなトラブルに対応しているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、内科と外科の基本的な違いと、迷ったときの対処方法について紹介します。今後、内科と外科を受診する際の参考にしていただければと思います。
内科と外科の違いとは?
内科と外科の違いを表すと、以下の通りとなります。
内科
・ 診療内容:手術ではなく薬剤を使った治療を専門的に行う
・ 診療部位:内蔵・血液・神経など
外科
・診療内容:手術による治療を専門的に行う
・診療部位:内蔵・神経・骨・関節・皮膚・歯など
内科が薬剤投与による治療を専門としているのに対し、外科では手術を行って患部を治療することを主としています。
罹患した病気の症状が薬剤のみで治療できる場合は内科を受診し、進行度によっては外科的治療が必要になることもあります。
どちらを受診するべきか迷った場合は、病院の総合受付や総合診療科などで相談するか、事前に問い合わせをして病状を説明し、対応する科を教えてもらうと安心です。
内科と外科どちらを受診すべきか迷ったら
たとえば転んでケガをしたとき、すり傷や軽い切り傷などで皮膚の縫合などが不要な場合は、わざわざ外科を受診する必要はないと思うかもしれません。
また手術などで外科的治療を施した後は、どの科を受診すれば良いのか悩んでしまいますね。
どの科を受診すべきか迷ったときは、まず症状が出ている部位を専門に診てくれる病院や診療科をあたります。
皮膚にトラブルが出ている場合は皮膚科、口の中なら耳鼻咽喉科(歯と歯ぐきは歯科や口腔外科)となります。
しかし病気やトラブルの内容によっては、複数の科で迷うこともあります。内科と外科のどちらにも当てはまるが、どちらか一方に決めておきたいという場合は、病院に直接問い合わせまたはメールでの相談をおすすめします。
かかりつけの病院で相談を
身近にかかりつけ医がいると、ちょっとした困りごとも気軽に相談することができます。
内科・外科を問わず受診しやすい病院やクリニックを探し、どのようなことでもまずは相談を。必要に応じて専門医や専門病院を紹介してもらえるので、迷ったときの心強い味方になってもらえます。